延壽院の歴史と御堂

延壽院の歴史と御堂

延壽院

和歌山県和歌山市、和歌山城の城下町に位置し、江戸時代には御三家のひとつである。
紀州徳川家が治める紀州藩城下町として栄えた場所にあり、寺町にあります。
現在の寺町の寺院数は10ケ寺、真言宗は僅か延壽院だけであります。
当院の古くは信州諏訪郡の長野県にて武田信玄公ゆかりの寺であったそうです。
武田信玄公と徳川家康公の戦、三方ヶ原の戦いを背に徳川藩主より現在地を賜られたそうです。
延壽院境内には本堂、大師堂、摩利支天堂、地蔵堂、水子地蔵堂、稲荷堂と御堂があります。
摩利支天堂の本尊仏は武田信玄公の守り本尊なりしも故ありて旧藩士の私邸に安置し
て「家運長久・福徳円満」を祈念したところ、広く世人をして尊天を当院に奉納され
たそうです。
旧藩主冶宝公が深く信仰され社殿を造営紀州徳川家の「葵」の紋章を給わり、
現在の社殿内には葵の紋章と絵画が施されています。

本堂

お寺で最も大切な場所です。延壽院の本堂には弘法大師御作と伝えられる平安時代建立の大日如来がお祀りされています。
弘法大師の御分霊を頂ける仏様であり、真言宗最高主である大日如来がたくさんの仏さまの功徳を備え、御先祖様や私達現代の人々に対し、仏の沙汰と功徳を与えてくれるといわれている。
脇仏の愛染明王はは縁を頂戴する仏様であり、延壽院に来れる人々に多大なる縁を施すとされ、今日では良縁成就の仏さまとされている脇仏、如意輪観世音菩薩は現世における私達の苦しみや悩みを聞いてくれ、苦しみや災いから救ってくださる仏さまでおられます。
  • 本堂

  • ご本尊

大師堂 

大師堂には真言宗の二代祖師である宗祖弘法大師、高祖興教大師がお祀りされています当院は真言宗を信仰する檀信徒方が遠方よりお参りにこられています。
真言宗の二代祖師が篤く信仰されていた様々な仏様がお祀りされている。中でも薬師如来像は平安時代建立の仏様である。
日光菩薩、月光菩薩、十三仏、不動明王阿弥陀如来、地蔵菩薩、他多数、約30体の仏様をお祀りしています大師堂には真言宗の教えを導かれる仏様がお祀りされています。
  • 弘法大師

  • 愛染明王 大日如来 如意輪観音

  • 不動明王

  • 薬師如来

  • 薬師如来

  • 不動明王

紀州三大尊天堂 

三大尊天とは遠く長野県信州諏訪郡なり、 武田信玄公と徳川家康公との戦さを背景に紀州初代藩主頼宣公の命により、摩利支天、毘沙門天、弁財天、(諸仏)が寺院と共に紀州に負い来る。
徳川頼宣公の頃より徳川家代々信仰篤く、弘法大師伝来の真言宗独自護摩祈願を厳修し、諸祈願、厄除けが行われていた。


摩利支天・・・己に勝つ、試練に勝つ、試験に勝つ人生に勝つ、現世の勝利をつかさどる。
毘沙門天・・・仏法を帰依する衆生を守護し、どこからも福を招き幸せを運ぶとされる。
弁財天・・・自然界に五穀豊穣を招き、人を招き、財宝を授けるとされる。 
  • 紀州摩利支天堂

  • 紀州摩利支天堂

延壽院について

和歌山県和歌山市の墓所

和歌山の墓地「延壽院」

〒640-8137
和歌山県和歌山市吹上5丁目4番25号

TEL.073-422-0995

FAX.073-422-0995

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